シュラフの規格の話(EN13537って何?)【アウトドアの知識】

アウトドアの知識

こんにちは。kanta(@jimny.lover)です。

今回も、シュラフにまつわる話。シュラフのスペックに関する情報を淡々と書いていきます。(ダウン前提で話が進みます)

前回の記事でシュラフの使用可能温度について少し触れましたが、今回はその部分をもう少し深掘りしていこうと思います。

ダウンの指標

アウトドアショップでダウンのシュラフを見ると、名称に〜FPというのが付いているのを恐らくみたことがあるかと思います。

これ、ダウンのかさ高さ、膨らみ度具合を示す指標なんです。

FPはフィルパワーの略で、1オンス(28.4g)あたり、何立方センチメートルなのかを表しています。

ダウンは空気の層が厚ければ厚いほど断熱性がアップし、保温力を高めると言われております。
※空気の熱伝導率は液体や個体と比べてかなり低いため

よってFPも数値が高ければ高いほど暖かいと言えるでしょう。

一般的には〜500FPが品質としては低めのダウン、500〜650FPは中級のダウン、650FP〜は高品質ダウンと言われております。

ただ、注意したいのはFPが低いからといって一概に悪いわけではなく、表面の生地を工夫したり、十分に暖かい商品も存在します。

寝袋の指標(EN13537)

寝袋の指標は各メーカー色々ありますが、今回はモンベルとナンガで採用されているEN13537という規格をご紹介。

EN(ヨーロピアン・ノーム)とはEU諸国間における工業製品の基準となるもので、(日本でいうとJIS規格のようなもの)

EN(ヨーロピアン・ノーム)の中でも、EN13537は寝袋・シュラフの保温力表示を各メーカーが統一するためにEU諸国で決められた温度評価の規格です。

検査は第三者機関によって行われるため、採用するメーカーのスペックを比較することができるようになりました。

画像出典:Mountain Equipment

測定方法は、ざっくりいうと5箇所の温度センサーが装着されたマネキンを、シュラフに寝かせ、その温度から値を算出するという方法です。

また、前提条件としてマネキンはテント、マット、ベースレイヤーを一枚着た状態です。

寝袋の規格(EN13527)における温度表現

EN13537には3つの温度表現があり、COMFORT、LIMIT、EXTREMEです。

まず、COMFORT。標準的な女性(または代謝が低い人)がリラックスした姿勢で快適に眠ることができる温度。

次にLIMIT。標準的な男性(または代謝の高い人)が一度も起きずにに体を丸めた状態で8時間眠ることができる温度。

最後はEXTREME。標準的な女性(または代謝が低い人)が低体温による死亡のリスクなしに6時間維持できる最低温度(凍傷のリスクはあり)

と言われております。※「標準的な男性」は25歳で、身長1.73 m、体重73 kgと想定されています。「標準的な女性」は25歳で、身長1.60 m、体重60 kgと想定されています。

あくまで、マネキンによるテストのため、シュラフを選ぶ際は、COMFORT、最悪LIMITを参考にすることをオススメします。

寝袋の規格(EN13527)まとめ

今回ご紹介したダウンの基礎知識をシュラフ、(ウェアでもよいです)を選ぶ際に役立てていただければと思います。

せっかくダウンを買うなら高品質、買って間違いはないと思います。

寒い冬を自分にあったダウンで乗り切ろう!


【お知らせ】instagramでもキャンプや服、車について発信中!下のinstagramのボタンから飛べるので是非フォローお願い致します!

コメント

タイトルとURLをコピーしました